景品表示法の目的と対象


景品表示法とは、商品につける「オマケ」に関するルールを定めた法律。CDに握手券をつけて販売するケースなども、この景品表示法を守らなければなりません。それでは、具体的に内容を見ていきましょう。

スポンサーリンク

景品表示法の目的と対象

① 目的 一般消費者の自主的・合理的な選択を確保すること
→公正な競争の確保は目的ではない
② ”景品”の定義 以下3点を満たす場合
(1)顧客を誘引するための手段であること
(2)取引に付随して、相手方に提供するものであること→通常の割引等は対象外
(3)相手方に経済的利益があること
③ 類型と上限額 (1)一般懸賞 上限額:売上予定総額の2%
(2)共同懸賞 上限額:売上予定総額の3%
(3)総付景品 上限額:取引価格の20%
(商品が1,000円未満の場合は上限200円)
※(1)-(3)とも、景品の費用を誰が負担するかは問わない)
④ 違反時の措置 ・都道府県知事or適格消費者団体が指示を行う
・違反行為が終わっていても、再発防止のために指示をすることが可能
⑤ 不当表示のパターン (1)優良誤認表示 (安く見せかける 等。多少はOK)
(2)有利誤認表示 (産地偽装 等。一発アウト)