インターネットの普及により、今までの商慣習も大きく変わってきました。この記事では、そんなインターネット社会において、電子署名法,不正アクセス禁止法,プロバイダ責任制限法など、IT関連の法律がどのように定められているかを確認していきます。
主なIT関連法と規定事項
法律 | 主な規定事項 |
① 電子署名法 | 本人の”電子署名”があれば、契約は真正に成立したとみなす |
② 不正アクセス禁止法 | ・なりすまし行為やセキュリティーホールへの攻撃を禁止(罰則あり) ・アクセス管理者:再発防止のため、公安委員会へ援助を申出可能 |
③ プロバイダ責任制限法 | (1)Web書込み等により権利侵害が発生したとき →以下の場合のみ、プロバイダに損害賠償責任が発生 ・送信防止が技術的に可能だったが、実施されていなかったとき ・プロバイダが善意無過失でないとき (2)権利侵害されたものは、プロバイダに、発信者情報の開示請求が可能 (裁判の有無は問わない) |
④ 迷惑メール防止法 | (1)広告メール送信な相手は以下のケース ・書面にてメール送信を通知した場合 ・取引関係にある者 (2)広告メール送信時は、以下を表示する義務が生じる ・事業者氏名/名称 ・メール送信拒否通知の受領先(メールアドレス、URL等) |