ビジ法勉強のやる気が出ない…中だるみを乗り切る方法

どんな勉強でも、途中で面倒になってしまうことは必ずあります(私もそうでした)。そこでこの記事では、勉強スタイルと精神面の両方から、ビジ法試験勉強における中だるみ対策をご紹介します。

勉強スタイル編

ビジネス実務法務検定は、「法務検定」と名のつく通り、法律の勉強としての色合いが強い検定です。それはすなわち、計算問題のような「考える力」を問う検定ではなく、「暗記量」が試される部分が多いということ。

法律の暗記というのは非常に面倒です。とにかく条文がわかりにくい。あらゆるケースを、図や写真を使わず、全て文字だけで表現するため当然です。

対策1 表を使って原則と例外にわける

繰り返しになりますが、法律の条文は、将来発生しうる全てのケースをカバーすることを目的に作られています。従って、あらゆるイレギュラーケースを記載しているわけですね。この視点を持つと、各条文の見え方が変わってきます。

◯◯なケースにおいて、

原則 例外
◯◯しなければならない △△なケースは◻︎◻︎でもよい

これがほとんどの法律の骨組みです。原則と例外に分けて理解すると、一気に学習効率があがります。

 

例えば取締役会の招集であれば、

原則 例外
1週間前まで 定款に定めがあれば短縮可能

と、こんな感じです。

テキストや条文の内容がなかなか理解できないときは、このように原則と例外に分けて、表形式で整理してみることをおすすめします。このサイトで公開しているビジ法要点まとめ記事が、ことごとく表形式なのもそのためです。(そして、試験でもこの「例外」部分が割と出題されたりします…。

対策2 自分事に置き換えて考える

また、条文を机上の内容と思わず、実例に照らし合わせてみるのもよいアイデア。先ほどの取締役会の例であれば、「自分の会社で取締役会をやるとしたらどんな手続きをすればいいだろうか」と考えてみるのもよいでしょう。具体例を想像することで、より自分事として理解を進められるようになります。

 

メンタル編

ここまで勉強スタイルの紹介をしてきましたが、そう頭ではわかっていても、やる気のコントロールは難しいもの。そこで続いては、モチベーションを保つ方法の紹介です。

環境を変える

家での学習が煮詰まってしまうタイプであれば、学習場所を変えるのが有効。カフェや図書館、早朝のオフィスなど、勉強場所はいくらでもあります。※くれぐれもお店や他の人に迷惑がかからない範囲で!

8割解けるまで同じ問題を繰り返す

人はできないことだらけだと、投げ出したくなってしまう生き物。日々の勉強では、小さな成功体験をつみかさねることを意識しましょう。

同じ問題カテゴリを2-3回繰り返し、ほぼ正解できるようになってから次の問題カテゴリへ。その後も定期的に、以前の学習範囲の問題演習に取り組む。毎日、「正解している!」という実感を味わうことは、自分のモチベーションを高める意味でも重要です。

 

勉強量は嘘をつきません

ビジ法はあくまで基礎力を測る試験。その検定範囲は広いですが、一問一問の難易度は決して高くありません。自分のモチベーションとうまく付き合いながら、確実に合格を目指しましょう!